はじめに
Stable Diffusionで「なんか思った通りの画像が出ない…」と悩んでいませんか？
その原因の多くは「プロンプトの質」にあります。逆に言えば、プロンプトの書き方さえ改善すれば、生成される画像のクオリティは劇的に変わります。
本記事では、初心者〜中級者向けに「即効性が高くて、今日から使える」プロンプト作成のコツを20個に厳選して紹介します。
1. 基本構成を押さえる
- 目的＋主語＋装飾表現で構成：
例：a cyberpunk city at night, highly detailed, ultra wide angle - ネガティブプロンプトを活用：
不要な要素（例：blurry, lowres, bad anatomy）を指定することで精度向上。
2. 表現力を高めるワード
- 「highly detailed」「ultra-realistic」などの強調ワード
- 芸術的スタイルを明示：
例：in the style of ukiyo-e、digital painting、low polyなど - 写真風なら「photorealistic」「DSLR」「bokeh」
- 時代・文化・背景を追加：
例：ancient Japanese temple,futuristic NYC skyline
3. カメラ・構図の工夫
- 構図指定：
from above,close up,over-the-shoulder - 焦点距離：
35mm lens,85mm portrait lens - 被写界深度を加味：
shallow depth of field,soft focus
4. ライティングの重要性
- 光の方向：
backlighting,rim lighting - 時間帯で雰囲気UP：
golden hour,midnight neon - 光源の種類：
soft light,harsh shadows,HDR lighting
5. アート性のあるプロンプト
- 画家の名前を使う：
inspired by Monet,in the style of Hokusai - 画材風：
oil painting,charcoal sketch,marker art - ゲーム風：
pixel art,concept art,AAA game style
6. 実践テクニック
- カンマで細かく区切ることで解析精度が向上：
→ 単語を詰め込むより、正確に意味が伝わる - 同じ構図で複数スタイルを試す
- Prompt Weighting（()で強調）を使う：
例：((masterpiece)), best quality, 1girl - LoRAやTextual Inversionとの併用で表現の幅を広げる
- プロンプト履歴を保存してバージョン管理：
Notion、Obsidian、GitHubなどで効率よく再利用
まとめ
プロンプトは「単なるテキスト」ではなく、「創造力を引き出す命令文」です。
上記20選を使って、自分の作品の精度と表現力を一段階アップさせましょう。
プロンプト例（テンプレートとして保存可）
a futuristic samurai standing in neon-lit Tokyo, detailed armor, cinematic lighting, 8k, concept art, by greg rutkowski
Negative Prompt:
blurry, lowres, bad anatomy, out of frame, extra limbs
Sampler: DPM++ 2M Karras
Steps: 30
CFG Scale: 8
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