はじめに
GitHub Copilotは、コード補完や開発スピード向上に役立つ革新的なAIツールですが、「急に使えなくなった」「なぜか動作しない」といった悩みを抱える人も多いのではないでしょうか。本記事では、Copilotが使えない原因を10個厳選して紹介し、それぞれに対してすぐ実行できる解決方法(裏ワザ)も併せて解説します。
1. 拡張機能がインストールされていない
✅ 解決法:
VSCodeのマーケットプレイスから「GitHub Copilot」拡張をインストールしましょう。
- VSCode左側メニューの「拡張機能」から検索
- インストール後、VSCodeを再起動
2. GitHubアカウントと連携できていない
✅ 解決法:
拡張機能をインストールしただけでは使えません。GitHubアカウントとの連携が必須です。
- コマンドパレット(
Ctrl+Shift+P
)→Copilot: Sign in
でログイン - 認証後、ブラウザが自動で立ち上がるので許可を与える
3. ライセンス契約が未完了または期限切れ
✅ 解決法:
Copilotは無料トライアル後、有料(月額)サブスクリプションが必要です。
- GitHubのCopilot設定ページを確認
- 有効なプランか、無料枠か確認
4. プロキシやVPN環境でブロックされている
✅ 解決法:
Copilotはインターネット接続が必要。以下を確認しましょう:
- VPNやプロキシがCopilotのドメインをブロックしていないか?
- 使用しているネットワークで
https://copilot-proxy.githubusercontent.com
がブロックされていないか?
5. 対応していないファイル形式を使っている
✅ 解決法:
Copilotは特定の言語やファイルでしか動作しません。
- 対応ファイル:
.js
,.ts
,.py
,.html
,.css
など .md
や.json
などでは動作が限定されることも
6. 設定で無効化している
✅ 解決法:
settings.json
内でCopilotが無効になっている可能性あり。
"github.copilot.enable": false
上記が true
になっているか確認しましょう。
7. 拡張機能の競合が起きている
✅ 解決法:
他のAI補完系拡張(TabNine、CodeWhispererなど)と競合している場合があります。
- 一度他の補完系拡張を無効化
- Copilotの動作を確認
8. VSCodeのバージョンが古い
✅ 解決法:
最新版にアップデートしましょう。
- ヘッダーメニューから「ヘルプ」>「更新の確認」
- Copilotは定期的なアップデートに追随して動作改善されています
9. Copilotサーバー側の障害
✅ 解決法:
GitHub側で障害が発生している場合もあります。
- GitHub Statusページで確認
- 時間を置いて再試行
10. 拡張機能のキャッシュや設定が壊れている
✅ 解決法:
拡張機能を一度アンインストールして再インストールすると直るケースも。
.vscode/extensions/
以下の該当フォルダを削除してから再インストール
まとめ
原因 | 解決方法 |
---|---|
拡張機能未導入 | VSCodeでCopilot拡張を追加 |
アカウント未連携 | GitHubにサインイン |
ライセンス切れ | 設定ページで確認・更新 |
ネットワーク制限 | VPNやプロキシ設定を見直す |
非対応ファイル | 対応言語で使用する |
設定ミス | settings.json を確認 |
拡張機能競合 | 他のAI補完拡張を無効化 |
古いVSCode | 最新版に更新 |
GitHub障害 | ステータスページ確認 |
キャッシュ破損 | 拡張を再インストール |
Copilotが使えないと感じたら、まずは本記事のチェックリストを一つずつ試してみてください。多くの場合、すぐに解決できるはずです!
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