

PowerPointで生成AIを活用できる「Copilot」。
しかし「メニューに出てこない」「有効化できない」という声が増えています。
ここでは 最速で解決するためのチェックリスト10選 をまとめました。
1. Microsoft 365のライセンスを確認する
- Copilotは「Microsoft 365 Copilot」対応プランのみ利用可能。
- 個人版や買い切り型(Office 2021等)では使えません。
プラン名 | Copilot対応 | 備考 |
---|---|---|
Microsoft 365 Business Standard | × | 非対応 |
Microsoft 365 Business Premium | ○ | 対応 |
Microsoft 365 E3/E5 | ○ | 対応 |
Office 2021 (買い切り) | × | 永続ライセンス不可 |
2. PowerPointのバージョンを確認
- デスクトップアプリの最新バージョンである必要があります。
- [ファイル] → [アカウント] → [バージョン情報] で確認。
- 更新プログラムを必ず適用しましょう。
3. Copilotが提供される地域か確認
- 現時点では全世界同時提供ではありません。
- 日本は2024年以降に順次展開されています。
- 管理者が地域設定を制限している場合も要チェック。
4. 管理者による利用制御を確認
- 組織アカウント利用の場合、 Microsoft 365管理センターで制御されていることがあります。
- 管理者に「Copilotが有効化されているか」を確認。
5. アプリの表示場所を再確認
- Copilotは「ホーム」タブ右上に表示されるのが基本。
- 見落としやすいのでUIのスクリーンショットと比較すると安心。
6. アカウントが正しいか確認
- 個人用アカウントと法人用アカウントで切り替え誤りが多発。
- 対象プラン契約のあるアカウントでサインインしているか確認。
7. アドインや拡張機能の競合を確認
- 一部のアドインがUI表示を阻害するケースあり。
- [ファイル] → [オプション] → [アドイン] から無効化テストを行いましょう。
8. Copilot対象アプリか確認
- 現時点で利用可能なアプリは以下。
アプリ | Copilot対応状況 |
---|---|
Word | ○ |
Excel | ○ |
PowerPoint | ○ |
Outlook | ○ |
OneNote | ○ |
Access | × |
PowerPoint以外で表示されるかをチェックし、環境依存か機能制限かを切り分け。
9. Insiderプログラム参加の有無
- 先行機能は Office Insider Betaチャネルでのみ提供されることがあります。
- 機能が待機中の場合は参加を検討。
10. 再インストール or サインアウトで解決
- 最終手段として Officeの再インストール。
- その前に「サインアウト → 再サインイン」だけで解決する場合も多いです。
まとめ
PowerPointでCopilotが表示されないときは、
ライセンス → バージョン → アカウント → 管理者設定 の順で確認するのが最速です。
「どこを優先して見るべきか」を表にすると以下の通り。
優先度 | チェック項目 |
---|---|
高 | ライセンス・アカウント |
中 | バージョン・地域設定 |
低 | アドイン競合・再インストール |
この流れで進めれば、無駄なく解決にたどり着けます。
下記に画像でチェックシートを用意したので参考までにどうぞ

コメント